私たちのほぼすべての細胞の中にある細胞内小器官のミトコンドリアは、細胞のエネルギー生産工場と呼ばれています。ミトコンドリアでは、酸素を使って、糖などを代謝し、ATP(アデノシン三リン酸)が作られています。ATPは、私たちの健康のために不可欠なエネルギーです。何より、ATPが作られるミトコンドリアの機能を維持することが大切です。

ミトコンドリアが活動を行うためには、電子を酸素に運ぶヘムという物質が必要です。ヘムは、5-ALA（5-アミノレブリン酸）から生成されます。5-ALAは８個集まると、プロトポルフィリンIX（PPIX）という手裏剣のような形の物質に変化します。中央に穴が開いており、そこにマグネシウムが入ると「クロロフィル」になり、鉄が入ると「ヘム」になります。ヘムとタンパク質が結びつくことで、血液が赤い要因である赤血球中のヘモグロビンとなり、酸素を運ぶことができるため、ヘムは人体にとって非常に大切です。（ちなみに、クロロフィルは光合成に必要な緑色の物質で、肥料分野で開発がされています。）
さらに、ヘムを作る5-ALAは、古来より地球上に存在している天然アミノ酸のひとつであり、人間や動物など、ありとあらゆる生命体の誕生にも与していると言われています。5-ALAは私たちの健康と密接に結びついており、特に身体のエネルギー代謝の活性化と深く関係しています。

私たちの健康を守るためには、
エネルギー代謝の維持が必要
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ミトコンドリアが必要
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ミトコンドリアの機能を維持するために、ヘムが必要
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その原材料が5-ALA

という理由から5-ALAが非常に重要であるとわかります。5-ALAを生成する能力は、17歳くらいをピークに低下するとされており、5-ALAの不足は、さまざまな病気の原因にもつながると言われています。