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2020.01.22 みりんの多彩な使い道


みりんの多彩な使い道のイメージ

みりんの三大産地

播磨では、姫路藩を中心に食文化が花開き、江戸時代の頃には「播州みりん」の生産地として十数軒の蔵元が点在していたそう。関東地方や三河地方と並ぶみりんの三大生産地でもありました。手造り寒仕込みの播州みりんの技法を伝承する「川石本家酒類合資会社」(文久3年創業)や、明治34(1901)年より「日の出白味醂」の製造販売を開始した「キング醸造株式会社」など、その歴史は今日へと続いています。

スイーツにもおすすめ

みりんは和食を中心に使われる調味料ですが、甘味を生かしたスイーツづくりもできるのです。事例として挙げられるのは、加古川市にある兵庫大学の学生たちと、キング醸造ら企業との共同開発による、みりんを使ったスイーツ「みりんDEゼリー」(現在は販売終了)。みりんのほのかな甘味とフルーツの甘味が調和した、さっぱりした味わいに仕上がっています。

甘酒の多様な使い道

昔から甘酒は、貴重な甘味料として時に砂糖代わりにもなりました。近年では玄米菜食を基本とした食事法であるマクロビオティックにも用いられ、再び注目を集めています。甘酒蒸しパンや甘酒プリン、アイスやヨーグルトなどのデザートといったスイーツに利用できるほか、肉じゃがや卵焼きなどに調味料として使えるなど、その幅もさまざま。小松屋の「昔ながらの手造り甘酒ソース」は、兵庫県物産協会が選定する「五つ星ひょうご」に選ばれています。

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